胃がん検診|肺がん検診/結核定期健康診断|大腸がん検診|C型・B型肝炎ウイルス|乳がん検診|子宮がん検診|骨粗鬆症検診
胃がんは最も罹患率の高いがんです。男性で9人に1人、女性で18人に1人が胃がんに罹患し、年間10万人以上の人が胃がんと診断されています。その進行度とともに救命率が低くなりますが、早期は自覚症状がありません。症状の有無に係わらず検診を受け、早期発見・早期治療を行うことが重要です。
※検査は午前中のみの実施です。
※前夜9時以降は食事をしないでください。(水であれば受診当日の朝6時までは飲水可能です)
※受診者ご自身に動いていただく検査になりますので、ご協力をお願いいたします。
胃部内視鏡検査は、内視鏡を口(鼻)から挿入し、食道・胃・十二指腸の一部まで内視鏡を入れて観察し、病気(炎症・潰瘍・ポリープ・癌など)の発見や治療方針の決定のために検査を行います。
異常がある場合には、生検(病変の一部をつまむこと)により、細胞の検査を行うことがあります。また、色素を散布して、病変を見やすくすることがあります。
当センターでは最新の性能を備えた内視鏡を導入しており、より小さい病変部の発見が可能です。
鼻から挿入するカメラも備えておりますので、予約時にお問い合わせください。
肺がんの死亡数は、従来男性で増加していましたが、近年は女性にも急増し、男女合わせた死亡数では日本のがんによる死亡のトップになっています。また日本の結核患者は先進諸国の中でロシアに次いで多く、なかなか減っていません。どちらも早期発見できればそれほど深刻な事態にはなりませんので、「ひょっとして…」と感じた場合はすぐに受診しましょう。
喀痰細胞診
痰を採取して、その中にどのような病的な成分が含まれているかを顕微鏡で観察します。
厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成21年にがんで亡くなった方について、大腸がん(結腸がんと直腸S状結移行部および直腸のがんの合計)は42,434人で、「気管、気管支および肺」「胃」に続いて3番目に多い結果となりました。大腸がんは、適切な検診を受けることによって早期に発見できます。40歳以上の人は毎年受けることで、大腸がんによって死亡する確率を約60〜80%減らせるという調査報告もあります。40歳を迎えたら定期的に大腸がん検診を受けましょう。
便潜血検査2日法
大腸のがんの組織はもろいため、便が大腸を通過する際の刺激によって、容易に出血します。
この出血を検査する方法が便潜血検査です。薬を飲んだり、食事を制限したりする必要はありません。
便の採取法は、便の表面をこすり取る方法で1日1回ずつ2日分採取する「2日法」です。
検査結果が陽性の場合は、すみやかに精密検査を受けてください。
肝炎ウイルスに感染していても、肝臓は「沈黙の臓器」と称されるように自覚症状がないため、肝硬変や肝がんに進行している人が少なくありません。最近のウイルス性肝炎の治療は進歩しており、たとえ肝炎ウイルスに感染していても、医療機関で適切な治療を受けることで、深刻な症状に進行するのを防ぐことができます。現在、ウイルス性肝炎は治る、もしくはコントロールできる病気になっています。
これまでに各種健診等により肝炎ウイルス検査を受けたことのない、又は、受ける予定のない20歳以上の広島市在住者は、無料でB型及びC型肝炎ウイルス検査を実施しています。
(ただし、感染のおそれのある事由が生じ、検査を受ける必要があると認められる市民は、検査を受けることができます。)
採血
肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、採血検査で判断します。
採血してから1週間〜数週間後には検査結果を知ることができます。
乳がんは女性に一番多いがんで、日本人女性の16人にひとりは乳がんになると言われています。40〜50歳の働き盛りの女性の罹患率も上昇しています。小さいうちに見つけると治る可能性の高い病気です。定期健診を受け、自分自身の健康を守りましょう。
※自分で見つけることのできるがんの一つです、月に一度は自己検診もしましょう。
問診
診断に必要な情報をお聞きします。
乳房専用のX線撮影のことです。乳房を板に挟んで撮影します。マンモグラフィでは触診で診断できない小さなしこりや石灰化が発見されます。
※当日の混み具合によっては、お待ちいただく場合がございます。
※シリコン、ペースメーカー挿入の方、妊娠中の方は受診出来ません。
子宮頚がんの原因のほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染です。がんになる前の前がん状態や、初期に発見できれば簡単な手術で治癒します。20歳になったら定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
準備
診察室内の更衣室でショーツを取り、下半身はスカートまたは健診着のみになります。
問診
診断に必要な情報をお聞きします。
視触診
頸部細胞診
医師が必要に応じて子宮、卵巣の状態の診察を行います。
(1)リラックスして電動椅子にお座りください。椅子が自動で動きます。
(2)膣に膣鏡を挿入し、子宮の入口の細胞をブラシでこすり取ります。多少の出血と痛みを伴います。
骨粗鬆症は自覚症状の少ない病気です。長年の生活習慣などにより脆くなったスカスカの骨は、体の重みが加わるだけで潰れてしまうことがあります。しかも、このような状態になっても痛みを伴わない場合もありますので、日頃から細やかな自己チェックが必要になります。
かかとの骨密度を調べることで、骨量減少の有無が分かります。検査時間は2〜3分と短く、痛みもありません。この検査により全身の骨密度の大まかな状態を把握し、必要があればより精密な検査を受けていただきます。