本会では、郵便事業株式会社から平成22年度年賀寄附金配分事業による配分金を受け、全自動電気泳動装置を更新整備した。
本装置は、コンパクトクラスの高速処理機で、36分(30検体仕様)でデータ測定ができる。また、発揮性有害物質であるデカリンを使用せず「半透明測定方式」を採用しているので、環境に優しい装置である。
さらに、日常の点検を装置が自動で行うニューメンテナンスフリーシステムを採用しており、バッファの循環、泳動極性切り替え、除蛋白剤による塗布チップの洗浄等が、全て自動的に行われるので、常にシャープで鮮明な安定したデータを得ることが可能となっている。
本会では、本装置を原爆被爆者の多発性骨髄腫検診での蛋白分画測定に使用し、被爆者の健康管理のより一層の充実を図ることとしている。
機種名 | 株式会社常光製 CTE2800 |
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整備事業費 | 10,263,235円 |
配分金 | 4,028,235円 |
自己資金 | 6,235,000円 |